日本縦断”鍋”の旅 第6回 「芋煮」(山形県)
食材豊富なグルメの県、山形へやってきました!
山形の鍋と言えば~「米沢牛のすきやき」!!!
以前、私の両親が5年間だけ山形に住んでいたことがあり、たまに実家に帰ると米沢にある「登起波(ときわ)」という、米沢牛肉屋さんが経営しているすきやきで全国的に有名な店によく連れて行ってもらった。関東風に、割下を鉄鍋に焼きつけるようにして食べる。お肉が鉄板に触れるとあの牛肉のにおいがぷーんとして、肉に少し色がついた程度で口に入れると、噛んでないのに肉が口の中で溶けてしまう・・・。もう思い出しただけで幸せになれる、あのすきやき!!
で・も・・・今日は米沢牛すきやきではない。(こんなに前ぶれ書いたけど・笑)
いろいろと経済的な諸事情により、今回は山形でもう一つ有名なもの、「芋煮」にしまーす。秋になると、NHKニュースなんかでよく「秋の風物詩、山形県の芋煮会」といって、最上川沿いで大鍋囲んでアウトドア鍋をやってるアレです。
今回は、母が山形にいた頃に覚えたレシピで作った。たっぷりの里芋と牛肉(ちなみに、米沢牛ではない)を、醤油&砂糖の甘辛い煮汁でいただく汁もの。こんにゃくやきのこ類もたっぷり入るところが、いかにも東北らしいですよね。
「では開けます。」(いつもの宣言。今日はダンナもちゃんと居ります。)
ぱかっ。(フタを開ける)
「ほほぉ~。」
芋煮って、見た目は地味だけどホント美味しいんですよね。山形県民は毎年秋になるといっせいにこの鍋でアウトドアしているそうで。たしかにこれを、キャンプ場で発砲スチロールのお椀に一人ずつ盛って、ふうふう言いながら食べたら絶対美味しいですよ。でもこの素朴な料理が、県の毎年恒例レジャーイベントとして定着し、日本の秋の風物詩としてNHKで全国放映されるまでに至るとは・・・・よく考えると結構すごくないですか?なぜ芋煮がそれほどまでの地位に成長したのか、その理由を、私は是非知りたい!!
ちなみに毎年山形で行われる、6mの大鍋を使った「日本一の芋煮会フェスティバル」、今年は9月6日に行われた。そこでは大鍋戦隊イモニレンジャー(レッド(牛)、グリーン(ネギ)、イエロー(こんにゃく)、ピンク(里芋))が、自然破壊結社ポイポイダーへ挑み大活躍だったとのこと。
さ・て・と、、、イモニレンジャーが地球を守ってくれている間に、次回は福島県へGO!
【芋煮】
1600年代半ば、当時の最上川舟運の終点である、山形市の中山町長崎付近で、船頭たちが退屈しのぎに近くの老松に鍋を掛けて野宴。船着場の近くには里芋の名産地、小塩部落があり、里芋と積み荷の棒タラなどを鍋で煮て食べたことが、芋煮のルーツだと伝えられている。文化・文政時代には、山形県に移り住んでいた近江商人たちが、ニシンと里芋を煮て紅花取引きの慰労会を行ったとの記録があり、その後、明治に入って街の粋筋たちがこのような楽しみ方を身近な河原へ持ってきたとされる。また山形歩兵32連隊が「芋煮会」と名付けたとの話も残る。鍋に牛肉を使うのが一般化するのは昭和に入ってから。養蚕農家が繭業者持ちでの芋煮会の際、「どうせなら贅沢に牛肉を!」と、おごらせたのが最初だとか。
何はともあれ山形県では、新年会・忘年会同様『芋煮会』は必然であり、やらなければ絶対に物足りないもの…でもある。
(参考文献:「おいしい山形」ホームページ http://www.yamagata.nmai.org/crops/umaimono/local/imoni.html )
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